パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~ 第4話の考察 VR(バーチャル・リアリティー)の話

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日テレ系ドラマ「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」の4回目の考察です。 

今回は、得意なジャンルw。

VR(バーチャル・リアリティー)の危ない話ですね。

あ、ネタバレぎみの内容なので要注意w。

最先端の技術っぽい話が出てくるので、テクノヲタとしては考察しておかないと気が済まないので、今回も書いてみます。

(天才科学者最上有紀子を演じる岸井ゆきのちゃんのファンだということは、ナイショですw)

さて、今回4回目のテーマは、VRのゲームユーザが自殺する話。

VRの没入感はどこまでいけるのか?

メタバースが急速に注目されて、VR(バーチャル・リアリティー)も話題になっています。

特に、Meta(旧Facebook)が傘下で作っているOculusが出てきてから、安くて使えるヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)あるいは、VRゴーグルが広がってきてからは、仮想空間(メタバース)を使う人が増えています。

あ、番組中に出てくるジョインのゲームで使うHMDは、Oculus Rift Sをベースにアレンジしたものっぽいw

ドラマの中では、データグローブやデバイスのシューズなどを装着していますが、なかなかそこまでのデバイスはできていない(というか、実験レベルのみ)。

市販するには、何百万円というような価格帯でしょうね・・・。

それと動きを読み込むだけでなく、暑い寒いなど肉体へのフィードバックもまだまだで、実験中です。

ドラマの中では、微弱な電流によって皮膚を刺激とか言ってますが、これもまだまだですし、個人差も大きい。

圧倒的な視覚効果と聴覚による情報によって没入感を得ようというところが現状です。

手に何ももたなくても動きをアバターで再現するとか、目の動きなども再現できるようになりつつありますが、これも、まだまだおもちゃレベルです。

また、面白いことに没入感は個人差が大きくて、視覚効果だけでもかなり立体的な奥行きを感じれる人もいれば、ぜんぜんそれを感じない、映画やテレビを見ているのと変わらないと感じる人もいます。

逆に敏感になりすぎて、『3D酔い』を起こす人も出てきます。

この辺りは、単純にデバイスの情報量を増やして解像度を上げればいいというものではなく、心理学や認知科学など、さまざまな分野との連携が必要です。

『現実世界』ということをどうやって感じているのかといった哲学的なことにまで踏み込むことになります。

ということを考えてみると、一定の没入感は得られるようになるでしょうが、現実と区別つかないといった状態になるのは、まだまだ先。

今の子供たちのようにVRネイティブになると事情が違うかも

ただし、これは、今の大人の話であって、今の幼稚園児とか小学生とかになってくると、VRがあって当たり前、アバターを操作するのに違和感がないという大人になるでしょう。

そうなってくると、事情はかなり違うかも。

SNSネイティブの大人が社会人になってからは、電話よりもメールよりも、LINEやTwitterで仕事の連絡するのが当たり前になってますよね。

個人の連絡とか仕事の連絡とか、公私混同も甚だしいです(^^;

固定電話だけの時代なんて、会社の電話で家族に連絡すらはばかられる時代でしたから。

10年もするとVRやメタバース当たり前の大人が出てきたときは、没入感というより、あえて区別する意味もなくなり、現実すら一つの仮想空間になってしまうのかもしれないです。

そんなときには、没入感とかの意味すら問われないでしょう。

仮想空間と現実空間が区別つかなくなるか?

ここ、いろいろな意味で起きうると思っています。

ユーザ同士でパーティーを組んで戦うとか冒険するようなゲームの場合、その中での会話はリアルであり、実際の人間と話をしています。

そして、それがリアルなのかバーチャルなのかというと、芝居を演じているようなもので、区別できるようなものではありません。

そうなってくると、思い出したときに、仮想と現実の区別が曖昧になっていきます。

そんな難しい話ではなく、例えば、テレワークが広まったことで、オンライン会議でしか話をしていなくても、何度も会議を繰り返していると、実際に会ったことがあったのか、オンラインでしかあったことがなかったのか区別する意味がなくなってきます。

事実、実際に会った時に名刺交換すらしなくなりつつあります。

ドラマの中では、次のステージにいくためのキーワードと高いところからジャンプするという行動によって、現実で飛び降りて死んでしまうということになっていますが(あ、ネタバレ ^^;)、これって意外と起きるかもね。

もう少し巧妙に仕掛ければ、何かをトリガーにして、催眠術のような効果で行動させることは可能になるかもしれません。

それこそ、仮想空間で殴る・蹴るといったことができるようになってくると、現実空間で、そういう行動に結びつくでしょう。

デジタルだから起きるのではなく、車の運転であっても、ハンドル握ると性格が変わってしまう人がいるように、自分が強くなったと錯覚を引き起こす可能性はあります。

このようなVEの再現性はどこまで行うのか、また、現実には起きえない現象(例えば、空を飛ぶとか、水中を深く潜るなど)を仮想空間で何度も繰り返せば、間違った認識を脳にインプットすることができてしまうので、とっさの時の行動に変化が出てくるでしょう。

おそらく、こういうことが、これから問題になってくると思いますよw