タダで行うPR(プレスリリース、広報)と経費をかける広告をごっちゃにしてる人が多すぎ問題

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昔、知人の依頼でプレスリリースを書いて、経費ゼロで、日刊工業新聞に取材を受けて、掲載されるということをやってのけた(?)足立明穂です。

え? IT屋なのに、そんなこともやってる?

はい。そうなんですよねw

他にも、FAX-DMとか、郵送で封書を送るとかもやりました。FAX-DMってレスポンスが返ってくるのって、0.1%とか言われてるのですが、3%になったことがありますw 郵送のDMも5%ほどの反応率になりましたw

なぜ、そんなことができたのか? 私が情報を扱うIT屋だからなのですよw(ほんとか?w)

それは、さておき、今回は、多くの人が勘違いしているPRと広告の違いを書いておきましょう。

PRと広告は見ている人が違う!

どちらも、自社の商材が新聞に掲載されるとか、テレビで放送されるとかになるので、見込み客に知ってもらうから同じって考えてしまいます。

そりゃ、集客したり、顧客を増やしたいということが目的なので分かるのですが、根本的にPRするためのプレスリリースと、媒体に掲載される広告とは、まったく見ている人が違います。

まず、分かりやすい、馴染みのある広告から考えてみると、媒体(雑誌とか、Webメディアとか)の広告枠を買い、そこに自社の宣伝を掲載します。

人通りの多い道の看板とかも同じですよね。

だから、直接、見込み客に届けるための自社の宣伝を掲載します。

このてのCAT(Call To Action)は、「いますぐお電話を!」、「〇〇で検索!」、「ご購入はこちら!」みたいなことになります。

では、PR(プレスリリース)となると、どうなのでしょうか?

PRは、メディアの担当者(記者)に向けて発信します。メディアに取り上げてもらうために情報発信をするのであって、記者さんに顧客になってほしいために書くものではありません。

なので、自社商品を知ってもらうという以上に、「メディアに掲載してもらう」ことが目的になります。

じゃあ、その記者に、何を伝えればいいと思いますか??

伝える情報がPRと広告では、全く違う!

PRは、記者が読むもの。

となると、記者は、「読者に何を伝えればいいだろうか? 何か面白い商品やサービスはないだろうか?」というポイントでプレスリリースを見ています。

販売価格がどうこうとか、特典が何かとか、関係ありません。送料無料なんてことは、どうでもいい話ですw

ここ、プレスリリースを書く時に失敗しちゃうのですよね。

記者の人たちが探しているのは、メディアの読者・視聴者に、読んでもらう、見てもらう内容、「受ける内容」を探しているのです。

間違っても、いい商品とか、安い商品とかは探していません。記者にとって欲しいものでもありません。

目新しいもの、これまでにないもの、くすっと笑えるもの、感動するもの、社会的な意義のあるものといった、多くの人が知りたい、読みたい、考えさせられる、楽しませる、感動するものなのです。

「え? だったら、広告と同じでは? 従来商品より3倍の性能、軽量化に成功とかでいいのでは?」

はい、大間違いです。完全にスルーされるプレスリリースです。

記者は、「従来がどうだった」など全く知らないですし、興味もありません。軽量化したからって、何が嬉しいのか想像もできません。

こういうのを勘違いして、プレスリリースを打ちまくっても、全く取り上げられないのです。

PRは簡潔に、簡素に、斜め読みしてもポイントが分かるように!

プレスリリースを書く時に、失敗するパターンでよくあるのは、とにかく情報量詰め込みすぎ問題w。

メディアの記者が読むということが分かってくると、商品を欲しい人でもないし、自社のことを知っているわけでもないから、とにもかくにも、商品説明を細かく書いて、自社のこともしっかりアピールして・・・・。

プレスリリースって、どれぐらい発行されていると思います? 記者のところに、どれだけ届いていると思います?

さまざまな業界の企業や団体から、何百とプレスリリースが届きます。

そんなものを細かく読んでる時間などありません。パッと見て、「おっ!」って思ってもらわなければ、どんなにすごいことを細かく書いても何もならないのです。

斜め読みしても、「面白い!ぜひ取材したい!」って思われないとダメ。

商品や会社の詳細は、取材時にお伝えすればいいことなのです。

まだまだいろいろ細かな違いや、考えるべきことはありますが、まずは、RPと広告は全く違うものだということを知っておいてください。だからこそ、大手さんには、宣伝部と広報部とに分かれてるのですよね。

軽くまとめておくので、この一覧表をしっかり見ておいてくださいね。

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