テレワークを、やらなきゃ!!って思ったところで、なかなか重い腰が上がらない、どこから手をつけていいか分からない、そもそも、うちの会社でできるのか?とか疑問だらけになりますよね。
で、テレワークを考えるときに、大きく3つの立場と3つの視点で考えないといけないって思っています。
その3つとは、経営者、中間管理職、一般社員です。(細かく言えば、一般社員も、正社員と非正規社員ってのもありますけどね)
そして、3つの視点は、業務フローの見直し、環境の見直し、企業文化の見直しですね。
では、これらについて、概要を説明しておきますね。
3つの立場でのテレワークの違い
経営者と中間管理職と一般社員では、テレワークに対する感覚が全然ちがってきます。
経営者は、ともかく決断を迫られる!
経営者の立場からは、テレワークを始めようとすると、いろいろな決断を迫られます。
ネットワークやらパソコンやらどうするのか、情報セキュリティはどうするのか?
そもそも、家で仕事なんかできるのか? 反対する連中をどうやって説得するか?
お客さんとのやりとりは? 経理はどうする? 書類のハンコは?・・・・
もうキリがないですよねw
でも経営者が決断しない限り、テレワークなんてできません。
粘土層と呼ばれる中間管理職
上からは、やれ!って言われて、下からは、出来るわけないでしょ!と言われるw
ま、いろいろな板挟みになるので、ともかく、今までのやり方をあまり変えたくないのが、中間管理職。
これまでは、目の前で働く部下を見て、『おっ! あいつは、最近、やる気が出てきてるな!』とか、『うーん・・・。なんか行き詰ってるようだな。ちょっと手助けしてやるか・・・』など、管理してたはず。
テレワークでは、目の前にいない部下を、どうやって管理すればいいのか、さっぱり分からない。
さぼって、ダラダラとやってるやつがいるんじゃないか、逆に、仕事が終わらないって、夜遅くまでやってるんじゃないかなどなど、気なることばかり。
上からは、「ちゃんと、やってるか?」とか聞かれるしねw
日本テレワーク協会では、こういう中間管理職を『粘土層』と呼んでいて、ともかく、テレワーク導入で、なかなか動かない人たちだそうです(苦笑)。
まあ、気持ちは分からないでもないですけどね・・・
右も左も分からない一般社員
一般社員は、テレワークやるぞ!って言われたら、従ってやるしかない。選択肢などありません。
が、一方で、マニュアルがちゃんとしてるわけでもなく、トレーニングを受けるわけでもなく、『んじゃ、来週から、在宅ってことで。』とか言われるだけ。
そりゃ、もう、パニックですよね。
パソコンの操作だって、会社にいれば、隣の人とかに、こっそり教えてもらうことだってできます。
こういうそれぞれの立場で、何が課題なのか、どのように解決していくのかを考えていかないと、バタバタしちゃいますよーw