テレワークは、誰しも孤独で、繋がりたいと思っている

4刷り!絶賛発売中!(韓国語版も発売されました)
だれにでもわかるNFTの解説書 ライブ・パブリッシング刊

NFTって何?という説明から、今後広がるメタバースとNFTの関係まで、あらゆる話を網羅!
初心者の方にも理解しやすいように、専門用語を極力使わず解説しました。
ここから購入

メディア出演や講演依頼は、こちらからお問い合わせください。

コロナ禍の影響で、テレワークが広まりました。

これまで家で仕事をすることに慣れていない人たちも、戸惑いながら始めたテレワーク、だんだんテレワークって、どんなものか分かってきたのではないでしょうか?

当初は、

『通勤しなくていいじゃん! 朝、ゆっくりできる!』
『上司の目とか気にしなくていいから、落ち着いて仕事できるかも!』
『化粧しなくていいし、服装だって気にしなくていい!』

とか、考えてませんでした?

ところが、始まってみると・・・

『気が付いたらYouTube見てる・・ 誘惑だらけ!』
『他の人は、どうしてるんだろ・・・ なんか気になる・・・』
『会社帰りの買い物だったのに、わざわざ化粧して行かないと・・・』

ってな状況かと(笑)。

テレワークって、実は、孤独だし、その孤独があるからこそ、他の社員とも繋がりたいって感じるようになります。

これって、今まで感じたことのない感覚ではないでしょうか。


という、私自身は、もう、10年以上、家で仕事をしています。

フリーランスなので、会社員ではないのですが、いろいろな企業の社員のように仕事をし、社員教育なども行っています。

コンサルタントとしてのWeb会議ツールを使うってのは、何年も前からやっていました。

最初からスムーズにできたわけではなく、いろいろな紆余曲折があって、他の人にもアドバイスできるような立場になりました。

最初のころは、毎日通勤していたのが、いきなり、家にずっといるので、遅刻する夢とか、休日と平日を間違う夢とか見ていました(笑)。

ただ、パソコンを通して、人とつながるって感覚は、インターネット以前のパソコン通信時代から体感していたので、文字だけのコミュニケーションのスキルは身に着いていたと思います。

多くの人は、それほど文字によるコミュニケーションって意識していないでしょう。

そもそも、メールやチャットなどを使っていたとしても、やはり、メインは、対面でのコミュニケーションだったと思います。メールやチャットは、連絡事項だけで、補完的に使っているだというのが実情でしょう。

しかし、文字のコミュニケーションがメインになってくると、文字でのやりとりをしているだけでも、お互い、昔から知っているかのような関係になります。

今は、SNSもあるので、それを使っている人であれば、その人の普段の様子なども知ることができます。
ただ、そんな感覚になるまでは、少し時間がかかります。

なので、テレワーク疲れがそろそろ出てくる人たちへ、アドバイスをば。

1)仕事以外のことでも話ができる環境を確保する

休憩時間や、通路で合ったときに、なんでもない会話をしていたと思います。

テレワークになると、なんとなく、仕事以外で連絡をとってはいけないような気になって、やりとりするのは仕事のことばかりになってしまっていませんか?

Zoom飲み会とかやるのも一つですが、日々のテレワークの中でも、雑談のためのチャットグループを用意して、そこでは、なんでも話ができるようにするってのも必要でしょう。

『上司が見てるのではないか?』って気になるなら、別のサービスを使うなり、工夫をする必要があります。

また、上司の立場にある人は、多少の仕事から脱線したチャットのやりとりも、許容するぐらいにしましょう。


2)30分に1回は立ち上がるクセを作る

テレワークになると、何かと生真面目な日本人気質の人は、サボっていると思われたくないのか、ずっとパソコンの前に張り付いている人が出てきます。

もっとも、社員側だけでなく、会社によっては、つねにカメラを起動しておくとか、パソコンの稼働時間を記録するツールを使って、『監視』するところもあります。

NASAの研究では、1時間座ると22分寿命が縮むという結果になったそうです。その対策は、『30分に1度立ち上がる』こと。

会社にいると、資料を取りに行ったり、他の人の席に行って確認したり、上司に呼ばれたりと、立ち上がることは、頻繁にあります。

ところが、テレワークになると、すべてパソコンで完結するので、座ったままに。

特に、締め切り前で、集中していると、何時間も座ったままということも起きます。

スマホやパソコンで30分タイマーをセットして、立ち上がるクセをつけておきましょう。

また、午前と午後に、1回は、ラジオ体操をやることもおススメです(私も、何年も続けています)。

こういうちょっとしたことで、腰痛や肩こりなどを、軽減することができますよ。


3)外にでる時間を意識して作る

『巣ごもり』という言葉が象徴するように、家にいることが当たり前になってきて、だんだん、外に出ることが億劫になってきます。

女性なら化粧をしなくなり、男性なら髭を剃らなくなってきます。

起きても着替える必要を感じなくなって、1日中、寝間着のままで過ごすように。

立派な『巣ごもり』さんの出来上がりですw

そうなってくると、外出すること自体が億劫になってくるし、通販サイトどころか、食事でも、宅配やUber Eatsが充実しているので、それを使えば、本当に一歩も家を出ることなく生活することができるようになってしまいます。

そんな極端なことにならないまでも、テレワークでは、今まで以上に、身体を動かすことを意識しないと、あっというまに体力が落ちて、パフォーマンスが悪くなります。

呼吸が浅くなり、酸素の巡りも悪くなるからですね。

そうならないために、意識して、外に出かける時間をつくりましょう。

毎朝、5分とか10分でも家の周りを散歩するとか、昼休みの時間に買い物に行くなど、外に出る習慣を作ることが大事です。


4)意識的に情報交換をする

これ、マジで重要です。

どうしても、仕事でのやりとりばかりになって、しかも、基本は文字情報でのコミュニケーションになります。

そうすると、これまでは、会社にいるだけで、体感していた情報が欠落していきます。

今までだと

『あ、なんか、〇〇さんが、バタバタしてるなぁ・・・』
『今日の上司は、やけに機嫌がいいぞ!』
『〇〇さん、最近、笑顔にならないけど、大丈夫かなぁ・・・』

といった情報を無意識に感じ取っていたはずです。

テレワークでは、それらが、ピタッとなくなるので、急激に『疎外感』を味わうことになります。

「そんなの全然、気にならないよー!」

って、思える人なんて、ほんと、例外的。

誰しもが、なんとなく仲間外れにされてるのじゃないか、知らないところで、重要な情報がやりとりされてるんじゃないか、なんて勘ぐりだしたら、もう、それが頭の中をグルグル回りだします。

そうなる前に、意識的に、他の人たちとコミュニケーションをとるようにしましょう。

そうすれば、気になることを、気軽に聞けるようになるし、疎外感を味わうことも少なくなるでしょう。


テレワークそのものが『孤独』であり、誰もが『繋がりたがっている』ということを再認識してほしいと思います。

4刷り!絶賛発売中!(韓国語版も発売されました)
だれにでもわかるNFTの解説書 ライブ・パブリッシング刊

NFTって何?という説明から、今後広がるメタバースとNFTの関係まで、あらゆる話を網羅!
初心者の方にも理解しやすいように、専門用語を極力使わず解説しました。
ここから購入

メディア出演や講演依頼は、こちらからお問い合わせください。