大きな書店に行くと自分の本(だれにでもわかるNFTの解説書)の在庫があるかチェックしたくなる足立明穂ですw
NFTが流行語大賞にノミネートされ、日経トレンディの来年のヒット予測3位にNFTトレーディングカードが入っています。
そして、最近、にわかに注目されているのがメタバース。はてさて、これらのキーワードはバズワードになっていくのでしょうか? Googleトレンドで調べてみました。
NFTの広がり方
まず、NFTですが、日本では、今年に入ってからジワジワと検索回数は増えています。3月ごろに多くなり、少し落ちたかと思いきや秋になって一段上がってきています。
緩やかな上がり方なので、そう簡単に落ちることはないと思っています。
https://trends.google.co.jp/trends/explore?geo=JP&q=NFT
全世界で見ても、同じような傾向なので、NFTがそう簡単に忘れ去られることはないようです。
https://trends.google.co.jp/trends/explore?q=NFT
メタバースはどうか?
日本では、カタカナが圧倒的に多いのですが、旧Facebook社が社名をMetaに変更したことで、一気に検索が上がっています。
NFTに追い付くくまで急上昇しているので、この後がどうなるか年明けを見てバズるかどうかが決まりそうです。
全世界で見ると、MetaverseはNFTほど広がっていません。
アメリカで確認しても、NFTに追い付いていないですね。
ということは、どうやらメタバースって騒いでいるのは日本という傾向が強いかも・・・
だったら、あのクラブハウスは?
今年の最初って、実は、NFTより前にバズったのがクラブハウスです。
え? 忘れた?www
今年の1月から2月には、メディアもこぞってクラブハウスを持ち上げまくっていました。
どれぐらい持ち上げていたかというと・・・・
ビックリしますよね!!
今のNFTなんて、ぜんぜん足元にも及ばないビッグ・バズワードになっていたのです。
そして、世界で比較すると・・・
あれ? なんか様子が違いますよね。
世界で見ると、NFTがClubhouse並みに検索されています。ただ、ここで注意しないといけないのは、英語での「Clubhouse」は、SNSだけでなく、一般用語としても使われるのでこの検索は必ずしもSNSのClubhouseを示してはいません。
とはいえ、日本語の「クラブハウス」が全世界で見てもこれだけの検索回数を示していたというのは、日本が異常だったというのは明らかですね。
Googleトレンドで見ると、日本だけでバズってるのか、世界でバズってるのか区別ができる!
見てきたように日本でバズっていても必ずしも世界でバズってるわけでもないし、逆に世界でバズっていても日本ではぜんぜん流行っていないこともあります。
インターネットで広がるような情報は日本と世界、あるいは他の国々の状況を比較して分析しないと数年後どころか数か月先を見誤ってしまいます。
SNSでのエコーチェンバー現象と言われるように、自分の都合のいい情報しか集まってこなくなりますが、同様に日本のメディアの情報だけを見ていると日本だけの情報になってしまい、世界で起きていることとズレてしまうことが多々あります。
もうビジネスは日本国内だけで考えるなんていうのはなかなか難しくなってきているので、Googleトレンドのような日本と世界を比較できるデータをうまく活用していきましょう!